少し日が経過した情報ですが、日本における2018年上半期(1~6月)のソシャゲ売上TOP20がAppAnnieから発表されています。
2018年上半期のソシャゲ売上TOP20
順位 | タイトル |
---|---|
1位 | モンスターストライク |
2位 | Fate/Grand Order |
3位 | パズル&ドラゴンズ |
4位 | ドラゴンボールZ ドッカンバトル |
5位 | ディズニーツムツム |
6位 | グランブルーファンタジー |
7位 | アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ |
8位 | 荒野行動/Knives Out |
9位 | リネージュⅡレボリューション |
10位 | 実況パワフルプロ野球 |
11位 | ポケモンGO |
12位 | バンドリ! |
13位 | 星のドラゴンクエスト |
14位 | LINEポコポコ |
15位 | アズールレーン |
16位 | ファイナルファンタジーBRAVE EXVIUS |
17位 | ファイアーエムブレムヒーローズ |
18位 | プロ野球スピリッツ |
19位 | 白猫プロジェクト |
20位 | 戦国炎舞 絆 |
上記の結果ですが、Mobile Indexが発表した順位ではモンストとFGOの順位は逆転、3年ぶりに不動の1位であったモンストを抜いたと話題になっています。
これは各分析方法の違いだと思いますが、いずれにせよおおよその順位は上記の通りです。
突出するモンスト・FGOの売上


モンストとFGOは約580億円の売上で、3位のパズドラ(約285億円)に対して2倍以上の売上を立てています。現在の日本のソシャゲ事情としては、まさに二強としての地位を確立していると言ってしまっても過言ではありません。
20タイトルを種類別に見てみる
ここで、各タイトルがゲーム上「どのような種類のゲームに分類されるのか」について考えてみます。
ゲームシステム(キャラを自由に動かせるもの・戦闘中だけスキルを選べるもの・音ゲー等々・・)は今回は考えずに、“基本ソロゲーム”、“協力プレイあり“、“PvP要素がある”もので分けていきたいと思います。
・基本ソロゲーム・・・フレンド機能のような、サポート枠としてフレンドのキャラクターを自分で使用出来る程度のゲームはこちらに含みます(FGO、ポコポコ等)
・協力プレイあり・・・一緒に同じクエストをクリアしていくようなマルチプレイがあるゲームを指します(モンスト等)
・PvP要素・・・ギルド単位での協力バトル(グラブル)や別プレイヤーとリアルタイムで対戦出来るゲーム(荒野行動、リネージュ等)を指し、別プレイヤーと非接触のゲーム(ドッカンバトル等)は含みません
※全てのゲームをプレイしているわけではないので間違いがあれば申し訳ないです(汗)
結果は以下の通り
基本ソロゲーム | 8タイトル |
---|---|
協力プレイあり | 7タイトル |
PvP要素あり | 5タイトル |
感想
ターゲット層を意識するかしないか
若干PvP要素のあるタイトルが少なめですが、誤差範囲。売上の立っているゲームに種類はほぼほぼ関係ないようです。
ただタイトルを見る限りは億単位で課金をしているユーザーが存在するゲームが多いのがPvP要素のあるタイトルな印象を受けます。
戦国炎舞 絆やリネージュⅡ等はリリースされある程度期間が経過していますしリネージュⅡに至っては内部のサーバーが徐々に統合されており、人口は減少傾向にあると予想されますが、それでもこれほどの売上が立つのはターゲット層を意識して運営されているような気がします。
逆にPvP要素のないゲームは老若男女、誰でもわかりやすく楽しめることや原作の魅力を意識して作りこまれているのだと思います。
それらのゲームでも共通するのは課金すると有利にゲームを進めることが出来るということですが、注目すべきは8位の荒野行動。
課金で力の差が出ないゲームの台頭

荒野行動は本格バトルロイヤルゲームのジャンルです。PUBG等、PCゲームでバトルロイヤルは大人気でしたがそれをいち早くスマホで気軽に遊べるようにした結果、スマホ界では後発となってしまったPUBGよりも人気を獲得し、売上にもそれが反映されています(著作権侵害で訴えられているようですが、そんなの関係ねぇ、な勢い)。
バトルロイヤルというジャンルは基本的に課金でかっこいい(可愛い、面白い)衣装をゲットしたりするのが主流でゲーム内での強さには影響しません(初期の衣装でも強さは同じ)。
このように「課金してもしなくても同じ土俵で勝負出来る」ゲームの売上が好調なのは、新しいソーシャルゲームの可能性を拡げることとなるので個人的に注目しています。